改めてキリンジTour2006@C.C.Lemonホール

あのまあるいライトが灯ると、現実なんか飛んじゃって、一気に引き込まれる。

ライブを観ているんだけど、同時に、上質な作品を観ている気分になる。

いい曲をいい顔で演奏して歌ってくれるから、気がつくとこっちまで口角が上がって。観てる側もきっといい顔。時にはぽーっとなって、口が半開きだ。

全国各地で酷使した咽のためだろうか、泰行さんの高音の伸びやかさはいつもより劣っていたように感じた。でも、いつも以上に力強さと気持ちが込められたライブだった。

素晴らしい。これが「キリンジ」なんだね。

お気に入り

  • ニュータウン」はあのウキウキさせる出だし。
  • 「ロープウェイから今日は」での飯田希和さんの行進。*1
  • ダンボールの宮殿」のしびれる演奏。
  • 「雨は毛布のように」の落ち着いたアレンジ。
  • 「ロマンティック街道」で襲われるドキドキ。*2
  • 「愛しのルーティーン」の真城めぐみさんと飯田希和さんの「フーフー」コーラス。
  • 「Lullaby」で感じさせる人間の声の素晴らしさ。
  • アメリカン・クラッカー」の幻想的なさま。
  • 「Love is on line」の胸をしめつける切なさ。
  • イカロスの末裔」のミラーボールくるくるキラキラ。
  • ハウリンメガネ!

*1:この曲だからこその行進かと思っていたけど、他の曲でも行進チックなノリが。かわいいからいい。

*2:分かってるのにドキドキ。いや、分かってるからこそ、出だしからドキドキ。後で聞いたら、友人も同じく。