1cmのサバ読み

帰宅途中、最寄り駅の構内で、和服姿のおばあさんに後ろから話しかけられました。「失礼ですけど、身長はおいくつ?」
私は「180cmです」と答えました。本当は179cmだけど、そう答えると、「この人本当は180cm台なのに、大きいのを気にして、180cm台だと言いたくないから、ぎりぎり179cmだと言ってるんだ」と思われるのがいやなので、実際は180cmじゃないのに180cmだと答えることがあります。今日もそういうわけで、180cmだと答えました。我ながら気にしすぎもいいところです。結果嘘ついちゃってるもん。しかも、本当は大きいのをものすごくいやがっているのに、1cm増やしちゃってるし。
私の返事を聞いたおばあさんは「まあ!すばらしいわ!」とやたらと感動を表していたけれど、一体なにがすばらしいんでしょう。“大きいことはいいことだ”世代だから?