お勉強

先生の提案で、昨日プレドニンの飲み方を、朝4錠、16時頃2錠、22時頃2錠に変えたら、夜中の腹痛が少しだけ弱まりました。たまたまかもしれないし、偶然良くなってきたタイミングだったのかもしれないけど、うれしいです。しばらくこの飲み方で様子をみてみます。

あと、この本買ってみました。久しぶりに本格的に悪化したので、ちょっとだけお勉強。潰瘍性大腸炎の食事に関する本では一番新しく出版されたものです。昔、発病当時に読み漁った本の情報とは異なるものもあり、参考になりました。情報のアップデートは大事です。以下にメモしておきます。

潰瘍性大腸炎・クローン病の人の食事 (健康21シリーズ 14)

潰瘍性大腸炎・クローン病の人の食事 (健康21シリーズ 14)

  • 近ごろの研究では、食物繊維には便を健康な状態にし、腸内環境を整えて腸管粘膜の修復をするなど、IBDにとってよい働きもあることが明らかになりました。低残渣食がIBDに適切かどうかはわからなくなってきています(P.28)。
  • 潰瘍性大腸炎の場合、短鎖脂肪酸が傷ついた大腸粘膜を徐々に回復させることが明らかになっています(P.29)。
  • 小腸の微繊毛の栄養源となる短鎖脂肪酸を生成するのも、おもに水溶性食物繊維による作用です(P.30)。
  • 不溶性食物繊維で代表的なセルロースは、豆類の皮、山菜、きのこ、海藻、ごぼう、れんこん、こんにゃく、しらたき、とうもろこし、もやし、にら、プルーンなどに多く含まれます(P.30)。
  • 乳糖は温度によって、分子の形をα型、β型に変える性質を持っています。β型乳糖の消化はよく、α型乳糖の消化はきわめて悪いとされています。牛乳を93.5度以上に加熱すると、100%消化の良いβ型乳糖に変化します。また、加熱してβ型乳糖になったものは、室温程度に冷めても簡単にはα型には戻りません(P.32)。
  • 潰瘍性大腸炎の人は「緩解期は食物繊維をしっかり摂取して腸の調子をととのえる」ことです。ここで紹介する献立の主食を、たとえば、ごはんを玄米ごはんにする、パンを雑穀パンにするなど精製度が低いものにして、食物繊維を補いましょう(P.41)。
  • IBDの人は、微熱程度であれば日常生活にそれほど影響はないようですが、継続すると倦怠感や体重減少の原因となります。再燃が疑われるときは、夕方から夜にかけて体温が上がり(寝汗をかくこともあります)、朝には下がるという変動があります(P.38)。