保険屋さん

なんとなくなりゆきで生命保険の説明を受けることになり、仕事の後、喫茶店で待ち合わせをしました。勧誘ってやつですね。ほんと口がうまいんだ、これが。
“いつ死ぬか分からないんだから、今が楽しければいいじゃない!どうしようもなくなったら、死んじゃえばいいじゃない!”という、怒る人は怒りそうな、ひく人はひきそうな、呆れる人は呆れそうな考え方の持ち主なので、保険なんて正直どうでもよくて、最後はいつもの「私、難病指定の病気持ちなんでー」って言って逃げようと思っていたら、意外や意外、潰瘍性大腸炎でもそこの保険会社は割と審査が通るらしく、逃げ切れませんでした。最後の切り札が・・・・・。
でも、まだ契約をしたわけではなくて、「ひとまず家にいったん持ち帰ります」と言って帰ってきたところ。だって、別に私が死んだ後に誰かにお金が行くのも望んでないし、家系的に何かの病気にかかりやすいこともないし、本当にどうしようもないくらいつらくて家族にも迷惑をかける病気とか怪我とかになったら、それこそ人生から足を引こうと思ってるし、何より月に1万円〜2万円って、結構な金額じゃない?普通、このくらいの金額は払っているものなんでしょうかね。私にはちょっと大きいです。このお金を別のことに使いたいよ。
・・・・・・・本当はちゃんとわかってるんです。保険のこととか考えたくないのって、結局将来のことを考えたくないってことなんだよね。私は将来を見ることが関わってくると、もう、全部シャットアウトしてしまうんだよねー。数ヶ月先までのことで精一杯なんです。