無理矢理@吉祥寺シアター

初めて本谷有希子さんのお芝居を見た。ここ最近はコメディ、感動の物語など、結末がはっきりしているお芝居を多くみていたので、結末がいい意味で曖昧なお芝居は新鮮だったな。私はもともと嘘っぽいハッピーエンドは嫌いで、やたらと泣かせようとする感動を売りにするお芝居も苦手。なので、キレイ事だけじゃない今回の舞台は好きなタイプのお芝居だった。日曜日の夜見るには、向いてないけど。吉祥寺シアターも初だった。あの高さをうまく利用できた舞台美術だと感心したなぁ。役者さんたちも安定感があって、笑える場面と重苦しい場面双方に入り込んでしまったよ。
ジャンルは違うけど、学生時代によく読んでいたヘンリー・ジェイムスの作品を読みたくなった。頭と心が考えることを欲しているのかも。