群ようこ著『ぢぞうはみんな知っている』

またしても本から離れ始めてしまったので、軽く読めるエッセイで読書習慣を取り戻そうとしているところです。
この本も、そういう目的で手に取った1冊。
群ようこさんのエッセイは、昔から好きです。エピソードがおもしろいのはもちろん、ちょっとした形容詞や比喩にもプっと吹き出してしまいます。この本もいつものように笑わせてもらったのですが、今回はそれよりも、群さん経済力とお母さまの浪費ぶりに驚いてしまいました。数千万円を親の贅沢(着物、習い事、エステ、そして家!)のために提供しているなんて、すごすぎですよ。そのことで自分の懐がひいひいだとしても、なんとかやっていけるんですもん。十分にすごいです。やっぱり売れっ子の物書きさんは儲かるんだと、物欲の塊の私は、急に物書きになってみたくなりました。再来月のカードの引き落とし額がまたしても二桁に近づいているんだもの。ひいひい。

ぢぞうはみんな知っている (新潮文庫)

ぢぞうはみんな知っている (新潮文庫)