『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』@シネマライズ

まず、タイトルが好きです。このタイトルを音読すると、気分がすかっとします。例えば、
私「明日、映画観に行くんだー。」
友人「え、何ていう映画?」
私「『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』!」(すっきり!)
と、まあ、こんな感じ。
チョイ役の吉本菜穂子さんもあの声が聞けて良かったですが、何と言っても、サトエリがはまり役でした。スタイル抜群だけど、完璧な美人ではなくちょっと品がないお顔(失礼!)や、やや派手目の演技がぴったり。
舞台も観たことがありますが、終わり方が少し違っていました。私は舞台のバサっと切られる感じの終わり方の方が潔くて好きですが、こちらはもうちょっと匂わせる感じ。胸くそ悪い度が減っていました。つまり、私は胸くそ悪い方が好きってことです。
ところで、今日見た10時の回は、空いていて、一番後ろの列の真ん中というベストポジションを手に入れられたのですが、横のバカップルが上映中にぺちゃくちゃ感想を述べ合っているので、集中して見入ることができませんでした。途中で「シーっ!」とやっても、「怒られちゃったー。あははー。」で終わり。ろくな大人にならない奴らだと確信しました。
最後に、どうでもいい感想ですが、公式ホームページのURLがちょっとおもしろいです。「funuke.com」っていうのにウケました。