『ミザリー』@シアターアプル

小説の『ミザリー』は読んだことがあるし、映画の『ミザリー』も(手で目を覆いながら)見たことがありました。だから、あの怖さが舞台でも感じられるのかと思っていたのですが、ちょっと趣が違っていました。
ストーリーを知っているというハンデもあったのでしょうが、どうするどうなるというゾクゾク感はありません。そういうものよりも、狂った女の滑稽なセリフや動き、対する男の飄々としたセリフに面白みを感じました。
特に小日向文世さんの「OK」というセリフ、あの場にそぐわない感じがよかったです。でも、どこかで聞いたような気がするんだよなーとずっと考えていたら、途中でやっとわかりました。『ライブ!!君の席』の病院コントに出てくるおぎやはぎの矢作さんそっくりです。それからというもの、繰り返される「OK」を聞くたびに矢作さんが頭に浮かんできちゃったのでした。