劇団、本谷有希子 第13回公演『偏路』@紀伊國屋ホール 

これまで観てきた本谷作品とはちょっと違っていました。これまでは、かさぶたをはがして傷口を広げてしまう時のような、ちょっとワクワクするけど結局後悔するみたいな後味の悪さがあると感じていたのですが、今回のは、かさぶたははがすけど、傷口ギリギリのところで戻してフタをするみたいな、傷跡は残るけど一応よくなるみたいな、そんなものを感じました。あー、例えが自分でも意味不明すぎる・・・・・。
役者さんが皆好きな人たちだったので、見てるだけで幸せでした。吉本菜穂子さんラブ。高温ダミ声と不思議テンポの動きに毎回やられます。「私、臭さは大丈夫」のセリフがツボでした。