村上春樹『海辺のカフカ』

昨日の帰りの電車で上巻を読み終わったから、今日からは下巻を持っていこうと、今朝本棚から本を取り出しました。しかし、手に取った本は上巻。鞄の中にはまだ昨日読み終わった上巻が入っているはずなのに。ということは、つまりどういうことかというと・・・・・、そう、間違って上巻を2冊買ってしまったんだ!
こんなミスはしたことがなかったので、しばらく自分に呆れていたのですが、この後、事態は思わぬ展開を見せます。昨日読み終わった“上巻”を鞄から出して、あらためて表紙をよく見てみたら、そこにはなんと“下巻”の文字が・・・・・・。そう、上巻を2冊買っていたわけではなく、下巻から読み始めてしまっていたのです。
全く気がつきませんでした。今考えると、唐突な部分も多かったけれど、登場人物の会話や回想から、背景もある程度読み取れたし、何より、おもしろかったんです。下巻から読んだだけでも、これだけおもしろく読めるなんて、村上春樹、すごい。
今日から上巻を読み始めました。

海辺のカフカ (下) (新潮文庫)

海辺のカフカ (下) (新潮文庫)

海辺のカフカ (上) (新潮文庫)

海辺のカフカ (上) (新潮文庫)