朗報

今日からステロイド1日おきということで、今朝は無しの日。
日中、後頭部のびくんびくんと神経に響くような痛みが続いたのは、そのせいなのでしょうか。そういえば、ステロイド減量時に必ず起きる顔の痒みも出てきたし。
これまで、いつもと違って順調に、たいした離脱症状も無く減らせてきていた方がおかしかったもんね。
ところで、昨日、病院で2008年12月発行の「CCJAPAN vol.47」をもらいました。その中にある豆知識というコーナーで、興味深い情報があったので、要約してまとめておきます。

調子が悪い時には、大腸の安静のため絶食にする方が良い、と多くの医師は考えていましたが、潰瘍性大腸炎が悪化したときに絶食した方がよく治るという証拠はほとんどありません。
調子が悪い時には、大腸の安静のために絶食にする方が良い、と多くの医師は考えていましたが、クローン病と異なり、潰瘍性大腸炎が悪化したときに絶食した方がよく治るという証拠はほとんどありません。
絶食の効果をみる臨床試験が欧米で2つ報告されていますが、どちらの結果も、なるべく絶食にしない方が良いように思われるものとなりました。
絶食にすると食物繊維などの食物残渣が大腸に入らなくなり、食物繊維をえさとして増殖している乳酸菌やビフィズス菌などの、大腸に良い作用をしている腸内細菌が減少します。また、食物繊維が分解されて生産される短鎖脂肪酸は、大腸粘膜のエネルギー源になったり、粘膜の正常な増殖に重要な働きをしていますが、絶食により短鎖脂肪酸がなくなってしまいます。また、食物繊維それ自体が腸の粘膜を増やす用を持っており、食物繊維がなくなると潰瘍も治りにくくなります。さらも。腸管内に食物残渣がなくなると、腸管内容物が濃縮するので、胆汁酸などの刺激性物質の濃度が上昇し、粘膜に高濃度の刺激物が接触することになります。
このような理由から、最近は潰瘍性大腸炎が悪化しても、患者さんが食事を希望される場合には絶食をしない方針の先生が増えてきました。

食いしん坊としては、このような情報はうれしいです。もっと調子こいてしまいそうです。