『ハーパー・リーガン』@パルコ劇場

夜は母と舞台を観ました。
エンターテインメントは楽しくなくちゃというのが信条の母なので、こういう考えさせられるような舞台はあまり好きじゃないかなと心配していましたが、楽しんでくれたようでした。ほっ。舞台を見たのは結婚してすぐに父と観にいったくらいで、数十年ぶりだそう。
作・演出は気にせず、とにかく、小林聡美さん出演ということで、取ったチケットでしたが、私も母と同様、楽しめました。
誰にも告げずに、仕事も事実上捨てて旅に出たハーパーを見ていたら、いつでも飛び出したくなった時に飛び出せるように準備をしている自分を重ねてしまいました。定期預金にお金を預けないのも、どこかに旅立つ時に、すぐに全額引き出せるようにしておきたいから。1人どこかに行ってしまいたい願望が、なぜか昔からあるんですよね。
最後の場面をどう受け取るかでその人が分かるかもしれないというような内容がパンフレットに書いてありました。私はあれをハッピーエンドだとは全く思えないのですが、私は幸せの形に理想を追い求め過ぎているのかもしれません。