最近読んだ本

ピースの又吉の名前にひかれて購入。期待通りの好きな作品だったのでうれしかったのですが、それと同じくらいうれしかったのは、帯の言葉を穂村弘さんが書いていたこと！

カキフライが無いなら来なかった

お父さんに自殺をされた子供たちは、たいてい、「父親が弱かったせいではなく、社会のせいだ」というような内容を訴えているけれど、夫に自殺をされたお母さんたちは、「夫の弱さ、病気のせいだ」と述べていて、その違いが気になりました。
私の勝手な想像だと、どこかに子供たちは父親の弱さを認めたくない想いがあるのではないかと思いました。お母さんたちは、子供たちよりも人生経験を積んでいる分、大人になってからといって強くなれるわけではないということを知っているのかも。

自殺って言えなかった。 (サンマーク文庫)