最近読んだ本

投稿された短歌を取り上げて、穂村さんがエッセイを書いている形式の本です。スタバ好きで穂村さん好きなら読むでしょう。

人魚猛獣説 (スターバックスと私)

人魚猛獣説 (スターバックスと私)

穂村さんと同じく、「デリケート!」と思ったのは、“本日のコーヒー”と言うのが恥ずかしくて注文できないという内容の歌。私も、“エクストラホット”という専門用語を知っていても、あえて「温度熱めで」と言ったり、カプチーノの泡を多めにするときも“ドライカプチーノ”という言葉を使わなかったりするあたり、かなり自意識過剰な自分を感じていましたが、上には上がいるもんです。“本日のコーヒー”の恥ずかしさは全然分かりません。
注文する場面ではないですが、私が、我ながら自意識過剰ではないかしらと思っているのは、ビニール袋の中に折り畳まれて入っているお手拭をきちんと広げて手を拭くことを徹底している点。
ピターッと折り畳まれている紙のお手拭は、広げるのに結構苦労するものですが、折り畳まれた小さい状態のままで手を拭いて食べ始めると、「あの人、お手拭をちゃんと広げて手を拭けないくらい、せっぱつまってお腹が空いているんだ」とか「食い意地が張ってるな」と思われそうじゃないですか。でも、これ、私が誰かに見られていること前提の話なので、やっぱり自意識過剰過ぎるんでしょうね。わかっているけどやめられない。