心療内科通院日

4週間あけての通院でした。久しぶり、先生。
質問される内容は、もっぱら新しい会社のことについて。
働くことが大嫌いな私にしては意外なことに、今のところ、あまり不満は無く、通勤がイヤでしょうがない感じもありません。私に与えられた仕事は定型的なものだから慣れてきたし、先輩はいい人だし。
自分でも驚いているのは、周りの人ができる人たちばかりでも、あまりに自分とかけ離れたでき具合であるため、「それらは自分もできるにこしたことはないけれど、今すぐには無理だし、自分の範囲外だろう」と思えてきて、以前のように“負けず嫌い魂”や“ちゃんとしてると思われたい願望”もどこかへ行ってしまっていること。
学生時代から前の会社に勤めていた頃まで、私はずっとできる方の人間だと思われるようにやってきたし、自分で言うのも変だけど、実際にできる人間だと思われてきたから、できるかどうか微妙なレベルの仕事を頼まれた場合でも、「わかりました」と焦りを隠して引き取って、実際はネットを駆使して調べたり、無い知恵を搾り出して対処して、さも簡単にできたかのように「終わりました」と報告していました。
それが今の会社だと、MacIllustratorを使ってデザインができる人、CADが使える人、PCに詳しい人、Excelの関数が半端無くできる人、経営管理ができる人等々、付け焼刃じゃ到底追いつけない人だらけ。私ができない方の人間だというのは明らか。
でも、これが、意外にも、気分的に楽なんです。ここまで来ちゃうと、自分を大きく見せることもできないから、そのままの自分でいられるというか、自分の本当の力だけでやっていけるというか。等身大っていうことですね。
以上、こんな話を先生にしてきました。
自分としては、今のところ、おなかの調子も落ち着いているし、順調かなと思っていたのですが、今日の診療の最後の方で、先生からぽろっと言われたことが、ひっかかっています。
私は、これまで、自分にとって違和感のあるものや異質に感じるものをうまいこと避けて生きてきているから、そういうものに出会った時に、対処することができないんだ、と。無菌室のようなところでずっと生きてきた人間が、急に雑菌だらけの世界に放り出されたら困ってしまうような状態なんだ、と。
言っていることはわかるけど、どういうことなんだろう。今後の診療で詳しく聞いてみたいところです。