巳年の母、蛇を捕まえる

今日の午前中、父と妹と私が出社して、家には母しか居なかった時、それほど親しく付き合っていないご近所の奥様が我が家にやってきて、「庭の蛇を捕まえて欲しい」とお願いしてきたそうです。
母は、これまでも家に侵入してきたコウモリを素手で捕まえたり、庭に迷い混んできた両手のこぶしを合わせたほど大きい蛙をスコップですくって逃がしてやったり、動物がらみの武勇伝には事欠かないのですが、そんなことをご近所の奥様が知っているはずも無く、「なぜお隣さんでもないのに、我が家に助けを?」と不思議でしょうがありません。
蛇退治を頼まれた母はすぐに引き受けて、ご近所さんの庭で見事蛇を捕まえたそうですが、驚いたのは、そのご近所の奥様の家には、旦那さんもいたこと。木の上の蛇を捕まえるために、脚立を持ってきてくれたり、捕らえた後に仮に入れるためのビニール袋を準備してくれたりと、こまごま働いてくれたらしいのですが、どうしてもつっこみたくなってしまいます、「なぜ、お前がやらない?」と。
まあ、男だからそういう仕事を一手に引き受けなくてはいけないという決まりもないし、それは男女差別なのかもしれないけれど、その旦那さんは普段から亭主関白で有名な人だから、そんなにいつも男を前面に押し出してふんぞり返っているのだったら、こういう時にも男を出したっていいんじゃないかと思うのであります。それにくらべて我が母の男らしさったら!かっこよすぎ!また武勇伝がひとつ増えました。
あ、ビニール袋に入れられた蛇ですが、その後、ご近所さん夫婦が山の方面に返しにいったそうです。もう戻ってくるなよー。