これが私のクリスマスイブ

今日のメインイベント。それは耳鼻科通院。鼻の中をのぞかれたり、銀色の器具でシューシューされたり。耳鼻科って、クリスマスイブ的なイメージから最も正反対の位置にあるものの一つだと思う・・・・。
受付の女性たちがサンタ帽とかトナカイの角をつけているのは、わりとよく見る光景だけど、診察室に入って、いつも表情一つ変えないお堅い先生が、顎ひげからズボンまで全身サンタの仮装をしていたのにはびっくりしました。小児科じゃないのに、何、この力の入れようは!
30歳の私もサンタ先生に診てもらったわけですが、最後に「クリスマスですから薬を一つ増やしましょう」と、発言にもクリスマスを織り込んできて、その徹底ぶりに絶句。しかも、クリスマスプレゼント的な感じで、薬を増やされても全然嬉しくないー。
すごいよ、この耳鼻科。でも嫌いじゃない。

耳鼻科から帰宅後、数日前に吉祥寺のローズベーカリーで買っておいたクリスマスケーキを食べました。

クリスマスケーキなんて柄じゃないんですけど、この後、ちゃんと(?)WOWOWで録画しておいたポツドールの「おしまいのとき」なんていう“人が終わってしまう瞬間”を描いた舞台を観て、打ち震えていましたから、やっぱり私らしい1日の過ごし方になりました。
作・演出の三浦さんがインタビューで「理屈をこねくり回して人は生きている気がする。その理屈をこねくり回した末に、自分の中でつじつまが合わなくなって破綻したときに終わってしまう。その後に現れてくるのが本能だと思う。それが救いなのか何なのか自分にも分からない。」というようなことを仰っていて、おこがましくも、とても理解できるような、よくぞ言ってくれたというような気持ちになり、鳥肌が立ちました。やばい、まだドキドキしてるよ。