母の決断

ヨルをご近所さんに譲るかどうかの件、母が先方にお断りしました。父と妹と私には相談せず、自分でお断りすることを決めて、実行して、家族には事後報告でした。
私としては、ヨルをご近所さんに託す気持ちに、なんとか自分の心を持っていく努力をしている最中だったので、母の行動に唖然。
悩みすぎて具合が悪くなっていた私のために、母が、自分が責任をとるつもりで、最終決断を下してくれた部分もあると思います。私が謝ると、母はそういう理由ではないと否定しましたが、それは絶対にあると思うんです。
母が言うには、ヨルは元気ではあるけどまだ離乳前の不安定な子で、獣医さんからも離乳の時期がその後元気に生きられるかどうかが決まる山場だと言われているくらいなので、ご近所さんのお宅で亡くなってしまう可能性が高いことが心配になったとのこと。これは、ご近所さんがヨルをちゃんと育てられないという意味ではなく、誰が育てても、死んでしまう可能性が高いということです。
ヨルの兄弟のルー君が死んでしまい、ご近所さんちの男の子たちは毎晩ベッドで声を押し殺して泣いている状況の中、もしまたヨルが弱って死んでしまったら、彼らが受けるダメージはとてつもなく大きく、あまりに可哀想すぎると。だったら、離乳が済んだような、もう少し安定した状況にある子をもらった方がよいのではないかと。
なるほどと思う半面、ヨルを家においておくために自分を納得させる理由をひねり出したようにも感じられます。そして、私への想いも感じられます。
もう何が正しくて何が間違っているのかわからなくなりました。でも、とにかくヨルは我が家で飼うことになりました。
一番気がかりだったこま子のヨルへの恐怖心は、本当に少しずつではありますが、小さくなってきているのが救いです。今日はこま子がヨルをペロペロとなめました。こま子、がんばってます。