最近読んだ本

いつも期待を裏切りません。私にとって鉄板。穂村さんのエッセイを読む人って、「へー、こんな人もいるんだ」というところにおもしろさを感じたくて読んでいるのか、「わかる!」って思いたくて読んでるのか、どっちが多いんだろう。私は後者。多分、穂村さんの掌で転がされてそう思ってるんだろうけど。

整形前夜 (講談社文庫)

整形前夜 (講談社文庫)

今までは間違いなかったのに、今回はツボをついてきませんでした。なんだか急にお歳を召された文章に感じられてしまって・・・・・・。室井滋さんのエッセイを読んだ時に感じた自分との年齢差を、なぜか年齢が近い三浦しをんさんにも感じてしまいました。どうしたんだろう。でもおもしろいはおもしろいのよ。

悶絶スパイラル (新潮文庫)

悶絶スパイラル (新潮文庫)

不謹慎だけどとてもおもしろかったです。イスラム圏の性に関するルポということで、興味本位で手に取った私の正直な感想。でも、同時にイスラムの文化について、新しい見方も教えてもらいました。そのひとつが一夫多妻制。全てのケースではないでしょうが、そこに助け合いの精神が存在することがあるなんて、思いもしませんでした。

神の棄てた裸体―イスラームの夜を歩く (新潮文庫)

神の棄てた裸体―イスラームの夜を歩く (新潮文庫)

ハードカバーの時から読みたいと思っていた本。文庫になって即購入しました。でも、思っていたのとは違いました。短編集じゃなくて、長編で読ませていただきたかった・・・・・。「不思議だね」「不思議なこともあるもんだね」ということだけで終わっている印象。

なぜノンフィクション作家はお化けが視えるのか (中公文庫)

なぜノンフィクション作家はお化けが視えるのか (中公文庫)

12歳で投身自殺した少年の詩や作文、そして、その両親の手記がまとめられている本。
繊細な人間にはこの世に生きることが重すぎるのかもしれません。誰がどうしたって、彼はこの道を選んだのではないかと思わずにはいられません。

新編 ぼくは12歳 (ちくま文庫)

新編 ぼくは12歳 (ちくま文庫)