最近読んだ本

読みやすい本ってのもあるけど、1日1冊のスピードで本を読んでるここ最近。大人になってからは本は買うものになっていましたが、図書館で借り始めると、お金のことを気にせずにどんどん手を出せるので、図書館ってやっぱりいいわねと思っているところです。


この本はカリンについての本。何かひとつのことをを集中的に特集する本に惹かれる傾向にあります。カリンって、名前の響きが美味しそうで子供の頃から憧れていたけど、実際はどんな果物か全然知らなかったので(あんなに種があることとか、実が硬いこととか!)、この本を読んだことで近づけてうれしいです。喉にもいいらしいし、カリン酒を作ってみようと思ってます!

カリンのチカラ

カリンのチカラ


いろんなタイプの加害者がいて、加害者家族にもいろんなタイプの家族がいるだろうから、ひとくくりにはできないけれど、加害者に近しい家族だけではなく、遠い親戚までもが自分の家族をできるだけ加害者から遠ざけるために離婚したり退職したりと、とんでもない影響を受けているケースがあることを知り、驚きました。事件もののノンフィクションをよく読んでる人は、この本も読んだらいいと思います。

加害者家族 (幻冬舎新書 す 4-2)

加害者家族 (幻冬舎新書 す 4-2)


この病気(病気ではなく虐待の一種ということが本を読んでわかりました)に昔から興味があったので、手に取りました。子供を病気に仕立てて、世話をする自分に満足感を得るというあたりのことはフワッと知っていましたが、まさかこんなにひどいとは・・・・・。養子を迎えては殺してしまったり、実子を殺しては次の子を産んでまた殺してとか。想像を絶するエピソードばかりでした。


身体コンプレックスがその人の人生に大きな影響を与えるということには、激しく同意。私ももっと普通な容姿で生まれていたら、違う性格で違う人生を歩んでいたと、いつも考えているので。例一方、コンプレックスを解消するための提案として、顔であればメイクや髪型、身体であれば服装と運動という提案については、かなり残念。作者の言葉の“ブス・チビ・デブ・ハゲ”の部分ではなく(ブスは気になりますが)、背の高い自分の体をもてあましている私への解決方法は提示されていません。しょうがないので、結局私は、少しでも自分の体をイヤじゃなくするために、またせっせと脱毛に励むのです。

肉体不平等―ひとはなぜ美しくなりたいのか? (平凡社新書)

肉体不平等―ひとはなぜ美しくなりたいのか? (平凡社新書)