ハゲレット@紀伊国屋ホール

今週は舞台強化週間。その幕開けを飾るのが、本日観た「ハゲレット」です。ダンダンブエノの「礎」が好きだったので、そのつながりで近藤芳正さんが主演の「ハゲレット」を観に行くことにしました。大学は英文学科でしたので、「ハムレット」は読んだことがあったのですが、ストーリーもおおまかにしか覚えていなかったため、先が分からない面白さがありました。ですが、ストーリーを知っていても、この舞台の崩し加減が笑いを誘うのではないかと思います。
出演されている役者さんは、知らない方が多かったです。開演前、脇役の役者さんが、パフォーマンスをしながら、パンフレットを販売したり、席まで誘導してくれたりするなど、初めての経験でした。パンフレットを購入すると「お買い上げでーす」と叫んでくれるのですが、それがやってほしくて買ったのは私です。
全体的にコメディーの味付けがされてはいますが、私にはハッとさせられるセリフが随所にありました。今の世の中、真面目に考えるということが馬鹿にされがちだと、常々思っていましたが、その姿勢は間違っていないと言われた気がしました。
舞台後の近藤さんの心からの笑顔に、こちらも嬉しくなりました。