始動

肉体改造をしようと思うのです。人工的なスリム化を。具体的にいうと、太腿の脂肪吸引を。馬鹿女だと思われても、しょうがないです。そういう覚悟はできています。
昔から太腿だけは気になっていて、洋服にも苦労してきました。身長が高いのでそれほどひどいようには見えないのですが、平均身長の人と同じバランスで横幅があれば、やはり長身の人の方が横幅が広いことになります。私の場合、遺伝的に太腿に肉がついているので、余計に横幅が増し、太腿で入らない服がほとんどです。また、上半身は貧弱なので、下半身が目立つのも気になっていました。太腿さえ細くなれば、全体の印象が随分と変わるのではないかとずっと思っていました。
今回、脂肪吸引に向かって具体的行動を起こしたのは、社会人になり金銭的に少しは余裕が出てきたということがあります。それに、持病の潰瘍性大腸炎つながりで針とか管などには慣れているので、あまり恐怖感がないのも大きいです。為すすべのない身長のことは抜きにして、体型を気にして引きこもったり落ち込んだりすることは全くありませんでしたが、自分の体型が変われば、楽しみが増えるような気がするのです。
そして今日、銀座のクリニックへ初のカウンセリング(無料)を受けに行ってきました。
以下本日の流れ。

  1. 問診表を記入。
  2. 個室で看護婦から説明を受ける。こちらの希望も伝える。ジーンズを膝下まで下ろし、ポラロイドカメラで正面と横を撮影。
  3. 診療室へ移動。先生(飾り気のない女性)の前で、再度太腿を見せ、触診。実物とポラロイド写真から、形、肉質、肌質を診断。先生はカルテを記入しながら説明を行う。
  4. 診察後、最初の個室へ戻る。看護婦が見積書を記入。手術を受ける場合に必要な書類を渡される。

本日の感想と覚書

  • 終始押し付けがましいところがなく好感がもてた。
  • 太腿の脂肪吸引は、通常、外、内、前、後の4箇所あり、人により吸引部位が異なる。自分では、外、前、後の3箇所が必要かと予想していたが、診断によると外と内の2箇所がベスト。ヒップよりも飛び出している外側の脂肪を取り、さらに気になるようなら、内側を取ることを勧められる。
  • 前側は年齢と共に下がってくるので、やらない方がよい。また、ヒップの形は良いので、後ろ側はいじらない方がよい。
  • 取りすぎるとボディービルダーのような身体になってしまうため、薄く脂肪を取る予定。取りすぎると肌がしわしわになる。
  • 私の肌は薄く伸びやすいので、肌がしわしわになりやすい。術後の圧迫もしっかり行うように。圧迫は最低1ヶ月、理想は3ヶ月。膝までのサポーターだと膝部分にむくみがたまりやすいため、膝が隠れる程度のものを選ぶこと。
  • 腹痛や怪我の痛みがある時にその部分を手で押さえることを例にあげて、圧迫する方が痛みが楽だと言われたが、私の場合、潰瘍性大腸炎で調子が悪い時は、できるだけゆるい服装にしているので、その点は納得できなかった。
  • 術後3,4日は一番痛みと腫れがひどく、筋肉痛のひどくなったような感じ。痛みは個人差が大きく、1週間後の抜糸時によぼよぼ歩く人も。腫れはだんだん足首の方までおりていくが、徐々にひいていき、1ヶ月程度で落ち着く。会社には行けないことはないが、術後の2,3日は安静にしておくべき。
  • 痛み止めには1週間ロキソニンを出している。潰瘍性大腸炎患者には、少し危険な薬。同じ患者の中には、むしろ痛み止めとして出されている人もおり、必ずしも危険ではないようだが、気になるところ。ロキソニンを飲んだからといって痛みが完全になくなることはなく、ロキソニンを飲めない場合は冷やすとよい。自分の主治医に相談するように。
  • 金額は外側だけで50万円強、外側と内側で70万円強。カツカツ覚悟で無理をすれば出せないこともない金額だというところが、一番迷う。
  • カウンセリングは無料だから、他の病院もいくつか受けて決める予定。