カウンセリング梯子

脂肪吸引のこと、周りの人に話すと、人それぞれ反応が異なることがよく分かります。そして、マイナスの見方も結構あります。
「人間は外見じゃなくて中身だ」と言う方、「細くなりたいなら努力をすべきだ」と言う方。中身が大事なのは私も分かっているつもりです。でも、実際、人間は透明ではありません。中身が伝わるのは、その人と交流が合った場合のことです。私は、ただ街を歩いているだけで人の視線がつきささる苦痛をよく知っています。好きではない自分の身体が人の視線を浴びるということはすごく嫌なものです。身長は努力でも手術でも小さくはできません。だから、太腿を手術することくらい許されると思うのです。25年生きてきて、やっと今、背筋をまっすぐにして歩けるようになって、本当に時々だけど、この身長をいいなと思う瞬間も出てきました。でも、やっぱりまだちょっとした言葉で打ちのめされたりもするし、人の目が怖くなることもあります。いつか完全に受け入れられるようになる日がくると思って生きてきたけど、そういう日はなかなか来なくて、もう、ちょっと、疲れてしまいました。この身長はこれからずっと背負っていくものです。だからせめて太腿の方は、手術を受けて、自分を楽にしてあげたいと思っています。(もちろん、成功しない場合もあるということを、肝に銘じておかなくてはいけませんが。)でも、私は自分に甘いのかもしれません。
今日は2つの病院でカウンセリングを受けてきました。

一つ目は銀座のクリニック。
本日の流れ

  1. 問診表を記入。
  2. 問診表にも書いたのに、なぜか体重計に乗らされる。1kgサバを読んでいたけど、なぜかこの日は軽かったのでセーフ。
  3. 診察室でモニターの方のビフォーアフターのファイルを見ながら、先生を待つ。
  4. 先生(派手目の女性)が入室。手術の説明の後、服を下ろし、触診。その後、短時間で脚を至近距離からチェック。先生はカルテを書きながら、吸引範囲を説明。
  5. 先生退室後、カウンセラーと名乗る女性が登場し、見積を渡される。ここで質問をするとカウンセラー自身の脂肪吸引体験からの情報をくれる。本日の会計(1,050円)を行う。

本日の感想と覚書

  • 予約時間ちょうどに着いたのに、問診表記入後30分以上待たされた。テレビに出演した医師もいるので、忙しいのかもしれない。時間に追われた中での手術は少し怖いと思った。待合室で登場した番組が連続上映されているのはいかがなものか。
  • モニターの写真に写っている太腿が美しくなかった。細いが、形がいまひとつ好みではなかった。脂肪吸引はどこをどれくらいとってどういう形にするかということが、とても重要だと思う。モニターの施術を行った医師の美的センスと私の美的センスの違いだろう。
  • 全身麻酔で太腿全体を吸引する場合は約80万円。局所麻酔だと、安くあがる。潰瘍性大腸炎全身麻酔が良くないということであれば、吸引部分を外側だけにし、局所麻酔で行う手もある。その場合は約45万円。診断書が必要とのこと。
  • カウンセラーは局所麻酔経験者。局所麻酔が大変なのは、麻酔を打つ時と脂肪を柔らかくするための薬液を入れる時。脂肪を吸引する時には痛みはないらしい。
  • 前のクリニックでは、脂肪吸引の痛み(強い筋肉痛のような感じ)は動かなくてもあると言っていたが、こちらでは、動かなければ痛くないと言われた。
  • 圧迫は短くて1ヶ月、できれば3ヶ月。専用ストッキングはこちらで購入することになる。
  • この病院は太腿全体に膝上も含まれている。私の足も、膝を含め全体的に吸引することを薦められた。肌質を考慮してはいないようだ。膝は術後の痛みがきつく、階段を上るのが大変とのこと。つっぱる感じがする。
  • こちらでは手術を受けないことにした。一番の理由は、吸引後の脚が好みの形にならないと思われるため。

二つ目は東京と千葉の境目辺りのクリニック。
本日の流れ。

  1. 問診表を記入。
  2. 先生(男性)の居る診察室へ。服を下ろし、触診。カルテを書きながらの説明。特にモニターの写真は準備されていなかった。
  3. 部屋を移動し、看護婦より見積りをもらう。私の場合は価格表。
  4. 受付にて、本日の会計(3,150円)を行う。

本日の感想と覚書

  • 病気のことを含め事前にメールで相談したところ、吸引は可能ということだったのでカウンセリングを受けにきたのに、診察の初めから、吸引を行わないほうがいいということをほのめかされる。ここのカウンセリングは高いのだから、そういうことはメールに書いて欲しかった。
  • メソセラピー、エンダモロジーなどの説明を受けたが、結局これらはリバウンド有りで、運動をしなくてはいけないということだった。しかも、人によっては効果がないらしい。これらを受けることはないと断言できる。
  • モニター写真ではなく、エンダモロジーのメーカーが作ったモニター集を見せられた。欧米の特に太い方だけを集めてあるので、あまり参考にならない。
  • 見積をもらえるはずだったが、消化器内科の主治医の承諾が必要とのことで、ネットでも見られる価格表しかもらえなかった。
  • 全てにおいて無駄足だった。病気持ちに対して慎重な姿勢は理解できるが、メールの内容と今日の説明に矛盾を感じたため、こちらで何かを受けることはない。