いい子じゃありません。

会社の人のお葬式に行ってきました。本当は出席する資格もないと思うのですが、周囲が皆行くというので、行かないとは言えませんでした。
お葬式経験が1回しかないので、緊張していたんでしょう。朝からおなかの調子が悪く、午後15時くらいまでトイレに通うこと10数回。大腸の蠕動運動が活発過ぎです。ぐわんぐわん動いている感じ。
そんなエネルギッシュな大腸と闘いながら身支度をしていると、クリーニングから戻ってきて初めて着たスーツのスカートがきつくなっているじゃありませんか。、前から見た分には大丈夫なのですが、横から見るとお尻の形にそった感じです。着てはいけないレベルかどうかが分からず母に相談してみたら、「いいんじゃない、そういう人いるし。お尻の形かっこいいんだしさ。ジェニファー・ロペスもそういうお尻がぴったりした服着てるよ。」というアドバイスをもらいました。ジェニファー・ロペスって・・・・・・・。でも、こんな適当な母のアドバイスに従った娘も娘ですね。お尻ぴったりスカートを着ていくことにしました。というか、これしか無いし。
ドタバタしながらも、なんとか家を出て、会場の最寄駅まで到着。近くに銘菓「ひよこ」の工場があったので、以前テレビで見た、たくさんのひよこがベルトコンベアーにのって流れて行く様を思い出しながら、会場へ歩いてゆきました。
式に出ても、やっぱりそれほど悲しくなることはありませんでした。私のことをいい子だと周りの人に話していたというエピソードを聞きましたが、それでも悲しくなることはありませんでした。会社ではいつも猫をかぶっているから、その「いい子」は本当の私ではありません。そのことを申し訳なく思いました。死後の世界のことはわからないけど、今なら本当の私が見えているでしょうか。悲しくなれなくて、ごめんなさい。いい子のふりをしていて、ごめんなさい。
帰りの電車の中で、急に、ミルクレープをフォークで上からプツプツ切って食べたくなり、途中下車してコージーコーナーで買いました。帰宅後、スーツも脱がずに、すぐ食べました。少しすっきりしました。