最近読んだ本
穂村さんの本というだけで、最初から贔屓目で読んでしまいます。ファンだからしょうがないのです。開き直ります。
高山なおみさんや堀井和子さんのエッセイなども好きで、前はよく読んでいたけれど、最近は穂村弘さんや岸本佐知子さんがお気に入りです。高山さんや堀井さんのエッセイは、ちょっとキラキラしすぎているように感じるというか、まぶしすぎるというか。理想的な生活や感覚がそこにはあって、読んでいると、自分の雑さや鈍さにがっかりしてしまうことがあるのです。そして、目指すべきものを提示されているような気持ちになるのです。
穂村さんのエッセイは、そういう気分になることなく読めるところが好きです。もちろん、穂村さんは、歌人として、物書きとして、私と比較するのも申し訳ないほど、立派に生きている方だというのは分かっているのですが、それを感じさせないのです。
- 作者: 穂村弘
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2010/08/05
- メディア: 文庫
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ヤマギシに対する知識が深まったことが良かったです。ただし、「カルトにはまった親や宗教団体からの待遇のひどさにより、自閉症を発症したケースもある」と言ったような著者の文章には目を疑いました。自閉症は生まれつきの脳障害で、心理的な原因で起こるようなものではありません。知識不足では?こういう文章があると、他のレポについても、信じていいものなのかどうか、悩んでしまいます。
- 作者: 米本和広
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2004/02
- メディア: 文庫
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旅のお供に最適な本ではないけど、先日の旅行に持っていった本。移植自体に疑問を持っている人間なので、共感できる部分としっくりこない部分がありました。
主題とは関係ないですが、亡くなられた次男の洋二郎さんが、子供時代にお兄さんのことを「おにいちゃま」と呼んでいたということにびっくりしました。ハイソな香りがしました。
- 作者: 柳田邦男
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 1999/06/10
- メディア: 文庫
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