改めてやっぱり親にはなれないと思うまでの流れ

今、住んでいる家が築10年になるので、業者に点検をしてもらい、何箇所か修理をしてもらうことになったのですが、その費用が190万円・・・・・。
この家は、当時体調が悪過ぎて、就職したとは言えども、到底で一人暮らしなんてできるような状況ではなかった私のために、親が建ててくれたような家です。私が元気だったら、わざわざ東京に家を建てて引っ越すこともなかっただろうし、未だにローンが残っていることもなかったと思うと、なんか申し訳ないなーと。
そんな思いを少しでも薄めたくて、今回、まとまったお金を出そうと考えたのですが、小さい人間なので、やっぱり、ポーンなんて出せるわけもなく、いくらにしようか迷うわけです。でも、よくよく考えたら、これまで親が私のために払ってくれたお金を思うと、なんて小さなことで悩んでるんだと。今だって、お世話になり続けているじゃないかと。そう思い始めたのです。
大学の学費もそうだし、教習所のお金もそうだし、今だって、「口内炎ができた」とつぶやけばビタミン剤を買ってきてくれるし、「肌がカサカサだ」と口にすれば、保湿剤がいつのまにか脱衣所に置いてあるし。
そして、今日、無事にお金を渡すことができたのですが、でも、やっぱり親が出してくれたのと違って、見返りを求めているというか、言い訳をしないと出せないというか、・・・・・・結局自分のことしか考えてないなと思ったわけです。
「親がこれだけしてくれたんだから」と思わないと出すふんぎりがつかないところとか、出したことによって「これだけ出したんだからこれから大手を振って家に居られる」と、どこかで自分が楽になっているところとか。
でも、まあ、とにかく、少しは足しにしてもらえるということで、よかったということにします。
渡そうとした際、なかなか受け取ろうとしないので、「私はお金持ちだから大丈夫。これで大手を振って堂々と家に居続けられるし(笑)」と言ったら、「お金なんて出さなくても、ずっと大手を振って居続けていいんだよ」「kaayaがもしも無職になったら、うちが面倒みるから」と言われました。やっぱり親の愛は無償だね。私はやっぱり人の親には一生なれないわ。