父のボイトレ

通っているボイストレーニングの先生が、単発のマンツーマンの講座を開くということで、自分の他に、勝手に父の分も申し込んでみました。
父は無趣味で、週末と言えばテレビ時々パチンコという状態の人なのですが、「一人カラオケって、どう?行けるかな?」と尋ねてきたのをいいことに、歌に興味がありそうだと勝手に判断した私。継続して通うことは期待していません。音楽や歌に興味を持って、カラオケに行ったりするようになれば、今より活動量が増えるし、ボケ防止にもなるし、本人も楽しいのではないかなーと。これも勝手な判断ですが・・・・・。
そして、今日が講座の当日でした。父が歌いたい曲に選んだ中島みゆきの「時代」の楽譜を購入して持参させ、レッスン中に飲む用のお茶も水筒に入れて手渡し、あれこれ世話を焼いて、緊張する父を先生に託しました。子どもを送りだす親の気分です。
父の次の講座枠が私の番だったのですが、そこで先生から聞いた言葉は、「お父さんからいいものもらったじゃない〜」という言葉。父の声がもつ雰囲気が、私にもあるというのです。母や妹と声が似てると言われることは多いですが、父の声でこんな風に言われたのは初めてだったので、驚きました。
肝心の父はというと、歌うことに目覚めた感じはありませんが、レッスンが終わって、廊下に出てきた時の表情がよかったので、ひとまず作戦成功ということで。父も「自信がつきました」と言っていました。